冬コミ新譜1曲目「solitude」のはなし

どうも。
浮月です。

あけましておめでとうございます。
本年もどうか、よろしくお願いいたします。

さて、冬コミに出した新譜のライナーノーツを順次出していきます。
インスト曲なので、聴いてる方の創造というか、そういったものを阻害する可能性がありますので、
それを了承の上で読んでいただければ幸いです。

続きを読む

『Reminicense for 20 years』のタイトルについて

『Reminicense for 20 years』について

Q:”Reminicense”じゃなくて”Reminiscence”じゃないの?
A:良く気付いたね! 君のような勘のいいガキは(略
深い意味をちゃんとつけていますよ。
sはsaveの略で本来あるべき場所に無いのは、”追憶の中にsave(救い)なんて無い”
ということを意味しています。
そしてcの代わりにsになっているのは、それでも追憶の中にsaveを求めてしまったり
無理やりにでも救いを見出してしまう苦しさを込めています。

「さらばハイセイコー」みたいなものです。
後ろには夢がないけれども、目を閉じればそこにあるような。。。
ただ過去を懐かしんだりするだけではどうしようもないのです。
でもそうせざるを得ないときもまた、あるのです…。

まぁ、普通に誤字っただけなんですがね(しろめ

冬コミ新譜のはなし

どうも。
浮月です。

随分更新せずにいて申し訳ありませんでした。

◆冬コミの話
取り急ぎなのですが、冬コミまさかの合格でして。
合格を知ったのが結構色々あった時だったりで、かなり厳しかったのですが
何とか新譜作りました。

冬コミ(C87)新譜
『Reminicense for 20 years』

黄昏に見えた記憶、戻らないあの日――
追憶の物語を音楽に落としこんだエレクトロニカ調インストアルバムです。

3日目(30日) 東ラ52bにいます!(多分!

特設ページを作りました!

また、夏コミで頒布した『Ever Garden』も持っていきますのでどうかよろしくお願い致します…!

『Flagments vol.1』のはなし(5曲目「空の記憶」

◆5曲目「空の記憶」

Fragments-vol.1-の新曲です。
それ以外はSoundcloudにアップしてあるものなのですが
何か1曲は新しいのを入れないと、と思って何を作ろうと考える間もなく
『Ever Garden』には合わないけどどうしても作ってみたい曲というのがあったので
それを収録してみました。

というのも以前とある同人誌を読んでかなり影響というか、衝撃というか、インパクトを受けまして。
これは凄いぞ、と。
同人誌はそう何度も意識して読み返さないのですが、こればっかしは気がつくと今でも時たま読み返す作品で。
夏コミでもこの作品を描かれた方は新刊を出されていたのですが、それも今ばっちし読み返してるので
凄いなぁ。凄いなぁ。と思いながら、読んでいると本当に創作意欲と言うか、自分の中をこう
創造する何かを奥の奥から掘り返されて耕されるような感覚が凄くて。

この作品は『Ever Garden』の最後の曲「描かれた空の下で待つ少女」を作る際にもとても影響を受けた作品で。
自分にとってとても大事な作品の一つでもあって、なんというか感謝しかないなぁ、と。
そういった刺激や感謝等ひっくるめて、その作品から受けたイメージを音に落とし込んでみたい欲望が強くあって
今回作って入れてみました。
勝手に内緒で作ってしまったのですが、先日一応事後報告ですが報告させていただきまして。
なんというか聴いて頂いたらしくご感想までもいただけて、見当違いな曲じゃないかなぁとも思ったりびびったりしていたのですが、
なんと言いますか感謝の言葉しかありません。。。土下座で済むでしょうか。

この曲の雰囲気といいますか、メッセージといいますか、ついてなのですが。
ふと思いも寄らないところから救いというのはあるもので。
じゃあそれを素直に受け取れるかというと実はそうじゃなくて。
今まで過ごしてきた自分はなんだったのか、今までやってきた自分はなんだったのか…。
そういった過去の自分に対する裏切りのようなものを感じることはままあって。

凄くあっけないことであればあるほど、
そういうねじれのような感情があって……。

だけれども、それでも、進んでいかなければならない。

あの時に見た、空の記憶。
それは恐らくふと空を見上げた時に思い返すことがあるだろう。
だけれども。どうか。
ふと、それを微笑みながら懐かしめるように……。

そんなイメージがその同人誌を読んで感じていて、
フレーズはキーボードの前に座るとすっと浮かび上がったので、
それを少しずつ紡ぎながら、積み重ねていきました。

螺子を回す音とかもそうなのですが、直接的な音を入れてみながらも、全体的なイメージは冒頭の空をイメージしてみました。
どちらかというとその同人誌のハラショーな人のイメージになってしまったかもしれません。

その同人誌を読んでなくてもこの雰囲気を伝えられたらなぁ、と感じています。
そういう意味では自分ではそれなりに出来たとは思うのですが。。。むぅ。

この曲を作りながら、音楽って作るの面白いな。
もっともっと、音で描ける世界ってあるんだな。と新しい発見にわくわく出来ました。
そんな感謝を込めながら……。

この曲を聞いて、皆さんの中にある「空の記憶」を思い返して頂けたら幸いです。

『Flagments vol.1』のはなし(4曲目「思い出が溶ける前に」

どうも。
浮月です。

◆4曲目「思い出が溶ける前に」

なぜこの曲を入れてしまったのだろうというのもあるのですが。。。
BPM140という60分DTMのお題でフライングして作ってしまった曲です。
最初のピアノのメロディはイメージできたのですが、その後の展開が良く分からなくて
気がついたら最後の方ができていたと言う真ん中が抜けてるやつです。

小説もそうなのですがどうも出来る部分だけ作ってしまってそこをパッチワーク的に繋いでしまい
後から見返すと変だけどここのフレーズは好きなんだよなぁという感じと言いますか…。

これがまさにそれだったりするのですが、もう少しパッチワーク技術というか学びたいものです。
ちなみに好きなのは最後の終わり方です。この感じは次の曲の「空の記憶」でも使われてたりするのですが…