どうも。
浮月 いのりです。
気を抜くと更新をサボってしまいます……。
さて、今回も冬コミで頒布したにことり小説『陽が昇る時、そばにいて』のpdf版あとがきの内容から、少しだけ加筆修正したものになります。
今回はこの作品を作るにあたって聴いたBGMと、そのBGM元であったスマホアプリゲーム「消滅都市」の話です。
◆BGM(と消滅都市の話)
・Enduring 『消滅都市 ORIGINAL SOUNDTRACK』
・Sign (Piano Version)『消滅都市 ORIGINAL SOUNDTRACK 2』
・Stay with Me (Arrange Version)『消滅都市 ORIGINAL SOUNDTRACK 2』
・You and Me (Once Again)『消滅都市 ORIGINAL SOUNDTRACK 2』
・SNOW // SLASH 【petit milady】『CALENDAR GIRL』
・リベロアーラ 【坂本 美雨】 『TVアニメ「魔法使いの嫁」オリジナルサウンドトラック1』
・波の音
普段小説を書く際は、基本的にその場に合った音楽がないと中々進まないのですが、今回はその逆で特定部分以外はあまり音楽があると書けないという状況がありました。
なので特定のポイント以外はBGMは無し、無音でただカチカチとキーボードを打っていました。
BGM無しで書いていたのは自分でも何故かは良くわからないのですが、いつも書いてる雰囲気と若干どこかがずれていたのか、あるいはきちんと軸が定まっていなかった状態で書いていたからかもしれません。
または、単純にこの話が大分無音に寄っていた話だったからでしょうか。
BGM選びが下手で、上手くフィットするものが見つからなかったのかもしれません。
とりわけ小説を書くとき自分が良く聴くのがharuka nakamuraなのですが、その雰囲気とこの作品の雰囲気が違っていたのかもしれません。
ことにこという二人は、当たり前ですが、うみまきとは違う、と言いますか。
そんな中、ぴったりはまってくれたのが「消滅都市」というスマホゲームのサウンドトラックでした。
消滅都市。
音ゲーでもう10年近く付き合いのある友人から何度か薦められていたのですがやっていなくて、ついふと3周年記念イベントのDJライブ動画を見て音楽からばっちりはまってしまいました。
いや、かっこいいんですよ。Youtubeで公式動画上がってるので見て頂きたいんですけど。
【5/27(土)14時~】消滅都市 3rd Anniversary Fes. @ラフォーレミュージアム原宿 消滅都市史上最長の≪6時間≫生中継スペシャル!
https://www.youtube.com/watch?v=31FvKas42gQ&t=20045s
(ライブは5時間34分頃からスタート)
とりわけ一発目に流れる「世界の終わりと最後の言葉」に胸を掴まされまして。その後の四つ打ちのダンスミュージックもかっこいいぞ! と。
それで気づいたらダウンロードしていて今もそれなりにやってます。
消滅都市、良いですよ。みんなFGOやってて誰とも話合わないですけど。今はソロだと倒すことが出来ないボスなのに救援が誰も来ないのが平然とあるクソゲーっぷりを出してますが僕はまだ好きなほうです(
それで、この「消滅都市」のサントラを買った時は、あんまり普段小説書く時使わないかなぁ(特にボーカル曲)と思っていたのです。
ただ、いざふと聴きながら話を考えていたら上手く場面が浮かぶのがちらほらありまして。
まさかこんなところで合うとは。(しかも2曲はボーカル曲)
Enduringはことりがにこの過去について思い返すシーン。
Sing(Piano ver.)はことりの二度目の夢(教授とのやりとり。というかこの曲は使いどころが良すぎる……)。
Stay with Meアレンジはことりの一度目の夢(にこ先輩と衣装のやり取りをするシーン)。
そして何よりも今回一番自分でもびっくりしたのが最後のYou and Meアレンジで、この曲がにこ先輩がことりに服を作って欲しいと海で言う場面と妙にマッチングしまして。
今思えばシーンにしては強すぎる曲なのですが(Stay with Meアレンジでも良かった)、それまで全然頭の中で話が進まなくて辛くてしんどい状況がずっと続いた後、一番書きたいシーンをようやっと書けたテンションもあったのかなぁ、と。
公式ではないので書きませんが、まぁ探せばあるでしょうしiTunesとかの試聴や公式の試聴とかでもいいので聴いて頂きたいのです(むしろ買って欲しい)。
朝を迎え新しい世界が始まるような美しさと力強いサウンドが本当にお気に入りです。
他にはpetit miladyの「SNOW // SLASH」ですが、これはにこ先輩の新曲イメージで聴いてました。
個人的ににことりが歌を歌ったらpetit miladyみたいな曲を歌いそうだなぁ、と思うんですがどうでしょう? カワイイを押し出してるからでしょうか。ううむ。
「YAYAKOSHI GIRL」(『Mille Mercis』)とか「Rainbow Jump!!」(『cheri*cheri? milady!!』)とか歌って欲しいですね。前者なんて特に似合いそうですけど。
構想段階では朝の海というところからharuka nakamuraも関わっていた「morrow」【まじ娘】が浮かんだのですが、話に合わなかったので止めました。
「morrow」をイメージした作品も作ってみたいんですけどね。多分大分悲しめの話になるのは違いないので、中々難しいです。
まじ娘 – morrow [Music & Film by haruka nakamura]【Official MV】
https://youtu.be/VWFiRTRBqmE
「リベロアーラ」に関しては、栞につけたpdfファイル用掌編、『まほうつかいの服』の最後のシーンで聴きました。
背中を押してもらえるような、全てを包み込む祈りのようなあの優しい雰囲気が、本当に好きです。
ありえないのですが、個人的にウォークインクローゼットに天窓でもついていて、真夜中、一番奥の場所には月の光が零れていて、その中でにこ先輩があの衣装を身にまとっていると、とても美しいと思います。