どうも。
浮月 いのりです。
夏コミ新譜『それでもわたしはあなたと共に』の曲紹介という恒例のやつ。
1曲目です。
どうも、いのりです。
夏コミに実は参加していました。
サイトをまさかの更新をしていないという体たらく。
……申し訳ないです。
しかもまさか当日で余るだろうと思ってた50部が完売するとは……。
うみまき、人気なのかしら。
それともラブライブというジャンルのパワーなのか。
いやぁ、それでもCDと小説ですよ? って話なのですが。
閑話休題。
さて、夏コミに出した新譜『それでもわたしはあなたと共に』のライナーノーツを順次出していきます。
まずは、まえがきから。
全体的な話と言えばいいのでしょうか。この作品が出来た経緯とかを。
そして、次からは曲それぞれの話を書いていこうと思います。
「「うちを入れて9人や」が幾層も繰り返された過去の経験から、決死の覚悟で言った言葉なら――」
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5117208
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その日はエイプリールフールということでエイプリールフールなら好き勝手書いてもいいだろう、と。
丁度「Goodnight orange light」自体が個人的に書いてもいいものなのかと悩みながら、それなりに評価も頂けたのもあってちょっと妄想を垂れ流そう! と。
インスト曲からイメージを受けやすい人間なのですが、とりわけ音ゲーの曲からも色々と話が出てきたりしてしまいまして。
beatmaniaIIDXの新作の「ChronoDiver -PENDULUMs-」なんてその最たるものだと思うのですがね? 今作の方がずっと厨二臭いとも思ってるのですが。
この一ヶ月前にはもう既にそんな妄想は出来上がってまして、こんなツイートしてるんですよ。
「二人の同級生を救おうと何度も同じ時を繰り返しやっと二人を救う手立てを見つけたのにまた同じ時を繰り返し、彷徨う中救うべきは二人ではなく三人いることに気付く東條希の「Chrono Diver -PENDULUMs-」」
最後の鐘の音と時計の針の音がどうもループ物のように思えて、また音楽自体が持ってるエモーショナルな雰囲気は希先輩の心とにこ先輩の持つ強さのような印象を感じまして。
希先輩ってあの二人を放っておけないと思うのですが、自分に関してはおざなりもいいところで、だから最初はμ’sに自分は入らなかったんじゃないかなぁ、とか、そこから実は何週も繰り返して初めて「うちを入れて――」って言えたんじゃないのかな? って邪推したらこれがまた面白くて。
後はこれから話を膨らませるだけなのですが、なにぶん作ったのが数日前でひぃひぃ言いました。
そもそもループ物とかほとんど見たことないですし。でもそれなりに整合性もたせないとダメだろ、とか。記憶保持があるなら何百週とかは無理だろ、とか。
そもそも救うってどこから出てきたんだ? とか。どうして二人(絵里先輩とにこ先輩)じゃなくて希先輩自身も含まれてることに気付けたのか? とか。
反則に近いのでしょうが救うことに関してはカードのお告げとかにするかーと思ったり。
気付きに関しては逆算と言いますか、七週目のμ’sは八人(希先輩は入ってない)で取り残されてぼっちになった希(それでもμ’sにはサポート役?的な位置づけではいるのでリハーサルには参加している)の変化ににこ先輩が気付いて問い詰めるという感じにしよう。とか。
のぞにこも書いてみたかったしなぁ、という部分もあるのですが。何だかんだで希先輩を心配してるにこ先輩最高だと思います。
後、個人的に大好きなのは
私が死んだらこんな馬鹿げたことは繰り返されないんじゃないのだろうか。そう思ったこともある。
と繰り返される時の中、素(?)が出てしまう部分なのですがやっぱこれいらなかったかなぁ。。。(
自分の中である程度はっちゃけた感じで書いていいのかなぁと思えた作品でした。
「街灯の明かりが消え、朝が来る。新しい一日が始まる」
小説:http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5098527
音楽(ニコ動):http://www.nicovideo.jp/watch/sm25888950
音楽(サンクラ):https://soundcloud.com/ghworks/goodnight-orange-light
希先輩って夜の国道とかを灯しているあの優しいオレンジ色の街灯みたいだなぁ、と。
後、卒業後に即行で運転免許取ってたら面白いよなぁ、とか。
まぁ、要はのぞえりとかオレンジ色の街灯とか卒業した後の妙な感覚の変化とか終わりがあれば始まりもあるとか東扇島とか夜の海の黒さとかそれでも一緒にいたいという気持ちとか日の出を見るにはいい季節とか春ニカ祭り2015とか昔書いた作品とか設定に無理があるんじゃない?とかこれ帰ったらベッドの上でデーデッデーですかとか。
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この話は幾つかの思いつきとか幾つかの話で出来てまして。
大元は希先輩ってオレンジ色の街灯みたいだよなぁとぼんやり思ったのがきっかけの話、なのですが。
夜の国道とかだとよく見るオレンジ色の街頭ってどうしてあんなにもほっとさせるんだろう、と。
その明るさというか、色味がそっと傍にいてくれるような。そして並ぶオレンジ色の列は道を指し示してくれているのかなぁ、と。
同時に暗闇にぽつりと浮かぶオレンジ色の街頭はどこか寂しげでもあるようで。
無理やりかもしれませんが、その孤独と内包された優しさは希な感じもするなぁ、と。
オレンジなら穂乃果だろって話ですがまぁ、ほら、ね?
丁度卒業シーズンだったのもあり、卒業って離れ離れだよね。
でも、のぞえりって多分お互いが一緒にいようと思えば多分いれるよね。
どっちも妙に、卒業したら高校みたいな感じではいられないってうっすらわかってるけれども。
どっちもその一歩がいまいち踏み出せていない、というか。
そんなじれったさを感じながらも、その一歩をどう踏み出させるかな、と考えて作ったりなのですが。
最初は夜でもちょっと違う感じの話で、のぞえりが夜の国道をぶらぶら歩く話でして。まぁその国道は作中にも出てきた道路なんですが。希先輩が車が走ってないのをいいことに国道に寝そべるなんて話でした。
でもそれじゃ全く進まなくて暫く置いていたのですが、暫くして春ニカ祭り2015がそろそろ開催されるぞ、と。
実は自分も気になっていて出来れば参加したいなぁと考えていたので、希先輩云々は置いておいてオレンジ色の街灯をイメージした曲にしよう、と。エレクトロニカっぽいし。
そのフレーズがパンするエレピの音なのですが、作っていてやはりその先が上手く出来ない。
さて参ったぞとなった所でふと思い浮かんだのが東扇島東公園という場所でして。
自転車でたまに真夜中に行くのですが、対岸にある工場の煙突からゆらゆら昇る炎や、視線を変えると光が全く無い海が凄く印象に残るんです。
そこを舞台にするか、となった時に更に浮かんだのが昔書いたオリジナルの小説で。そこでは埠頭の波止場で真夜中に女の子二人が話し、朝を迎えるシーンがあるのですがそれを借用しようと。自分の作品なのでどれだけパクったって構いませんし(
そこから小説と音楽が一方進んでもう一方進んでと交互に進む感じで出来上がりました。
音楽の最後の波の音は小説の最後のシーンで闇が終わって朝が来て、波の音もはっきりと聴こえるくらいになったイメージを出したつもりですし、日の出の場面は音楽の朝が来た部分のストリングスを聴きながらイメージしたりと個人的には相互に影響しあった作品でした。
書きながら卒業後は劇場版で車の合宿なんて行けねえだろとか色々有るのですがほら、まだ劇場版やってないし!
こんな話ありなのかなぁと相当悩んだのですが、これ、、、二次創作っすよ。。。(^_^;)という金言に助けられました。
「connecting with you」に比べると評価はされなかったのですが、色々な方とも知り合うことが出来た作品だったので書いて作ってよかったなと思います。
後、どうか皆さん曲の方も聞いてやってください……!(土下座
「気付くも気付かないもあなた次第――」
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4914458
ことりってこういう想いの伝え方を自然にしそうだなぁ、と思って時期に合わせて一気に作った話です。
ことえりというよりもことり⇒絵里な感じですが。
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前作『connecting with you』で感想を下さった方がことえりな方でして。
その方からことえりを書かなければ(以下略)と脅され(ぉ)作った作品です。
ことえりなんて作った事が無いしなぁと思いながらも、丁度バレンタインだったのでそれにあわせたネタを考え一気に作り上げた覚えがあります。
バレンタインでことりが絡むので、ここはやっぱりお菓子作りとかかなぁ、と。
お菓子作りを一緒にしながら思いを伝えるのだろうか云々考えていたのですが中々いい案が浮かばず。まぁぼくてぃんバレンタインとか生涯縁がない子ですし。
そこでアイディアのヒントを得るためにチョコレートというかお菓子でことりな感じの曲を探して聴いていたのですが、Ken Araiの「Marble」(ドラマ『失恋ショコラティエ』のテーマ曲)をぼんやり聴いていた時、絵里先輩はチョコ貰いまくってる話ですし、ツンツンの頃はこれは一体?な感じだったのがμ’sに入ってからそういう認識をことりと一緒にバレンタインのお菓子を作ることによって変わっていくのが出せたらいいなぁ、と思いまして。
それとことりの想いをどう表させるかなぁと考えたのですが、そう言えばチョコ繋がりのカカオリキュールを使ったカクテルでアマレット・アレキサンダーってあったなぁ、と。
アマレットと言えばこの作品の最重要アイテムであり、最後でことりが言ってますが別名「愛のリキュール」なんて呼ばれてるリキュールで。
リキュールなんだからお菓子に使っても大丈夫そうだろうと(現にカカオリキュールと合わせたカクテルがあるくらいですし)、それを使って絵里先輩に思いを伝えるなんて、少し回りくどいかもしれないけれども気付くも気付かぬもあなた次第的な小悪魔っぽさ含めことりっぽくて宜しいんでは? なんて思ってから一気に?話が出来ました。
ただ絵里先輩でもアマレットなんて知らないと思ったので、一緒に作ってさりげなくその存在を出しておくことでその存在をインプットさせておこうと。そして本命のチョコを渡したときに気付くわけですね、あれ、これって――。と。
もちろん沢山チョコを貰うだろうことも予想して、さりげなく他とは違うようなラッピングとかも考えてみましたがどうなんだろうなぁ、と未だに思ってしまいます。
でも多分アマレットを前もって提示しておく位ならこれ位ことりはやるだろうなぁ、と。どうなんでしょ。自然に策士な感じが出たのでしょうか。
なおことりが絵里先輩用に作ったお菓子はオペラのつもりです。そもそもテンパリングが面倒だと思うので作るのも相当手間がかかるでしょう。表面の光沢とか出すのが難しそう。
自分はフォンダンショコラでいっぱいいっぱいです。あれ中溶けるのむずかしーねー。
ことりがとにかくどんな口調で喋るのかとかあまり考えたことが無かったので道中難しかったですが、思ったよりも評価も頂けたようで何よりです。
ことえりも中々面白いのですが、次はあるのだろうか…(苦笑
「呼び出し音が鳴る度に、この鼓動が早くなる」
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4828445
希先輩って携帯の電話帳に結構色んな人を登録してる気がするのですが、絵里先輩と出会うまでは自分からは滅多にかけたことがなさそうだなぁ、と。
それで絵里先輩に電話かけるときに無茶苦茶緊張してたら良いなぁと思って書きました。
すっかり自分の中でなんでこんなに高評価というかブクマ数含め頂いたのか分からない作品です…。
そしてこの作品を作るきっかけも今となってはもう思い出せないのですが、
恐らく自分自身が電話とかをかけることが出来ない(かけるまでに物凄い時間がかかる)人間って所からかなぁ、と。
希先輩がそういう人ではなくて、でも最初に絵里先輩に電話をかける時はそうなんじゃないかなぁと思いまして。
そう考えると希先輩って転校してるから電話帳には結構登録してるけどそんな電話してそうにないな、とか。
ってこたぁ絵里先輩に電話をかける時って初めて(?)できた友達のようなもんで
どうしようってド緊張してたらいいなぁとなって書いた気がします。うん、書いた(決定)。
ただそれを作りながらもその導入をどうしようかと色々考えたところ、穂乃果には大変申し訳ないのですが
スマホのデータがぶっ飛ぶという目に遭ってもらいました……。
おかしいな、ラブライブの中で一番好きなの穂乃果なんだけど……。
でもそのおかげで随分と導入から明るい感じで上手くしっとりと本題に入れたかなぁ、と。
そして二ページ目に関しては本当にその前で終わりにするつもりだったのですが、
希先輩一番最初に絵里先輩に電話かける時無茶苦茶かしこまってたら面白すぎると思って入れたら
その後勝手にのぞえりが動き出しまして。
書いてて楽しかったんですけどね。
それも高評価の一つだったのでしょうか。
この作品を作るに当たって[.que]の「Decide」(アルバム『Drama』に収録)を良く聴いていました。
タイトル通り、希先輩が電話をかけようと決める辺りで集中して聴いていました。
ピアノとギターの音色が綺麗な一曲なのでオススメです。
それでは。