「気付くも気付かないもあなた次第――」
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4914458
ことりってこういう想いの伝え方を自然にしそうだなぁ、と思って時期に合わせて一気に作った話です。
ことえりというよりもことり⇒絵里な感じですが。
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前作『connecting with you』で感想を下さった方がことえりな方でして。
その方からことえりを書かなければ(以下略)と脅され(ぉ)作った作品です。
ことえりなんて作った事が無いしなぁと思いながらも、丁度バレンタインだったのでそれにあわせたネタを考え一気に作り上げた覚えがあります。
バレンタインでことりが絡むので、ここはやっぱりお菓子作りとかかなぁ、と。
お菓子作りを一緒にしながら思いを伝えるのだろうか云々考えていたのですが中々いい案が浮かばず。まぁぼくてぃんバレンタインとか生涯縁がない子ですし。
そこでアイディアのヒントを得るためにチョコレートというかお菓子でことりな感じの曲を探して聴いていたのですが、Ken Araiの「Marble」(ドラマ『失恋ショコラティエ』のテーマ曲)をぼんやり聴いていた時、絵里先輩はチョコ貰いまくってる話ですし、ツンツンの頃はこれは一体?な感じだったのがμ’sに入ってからそういう認識をことりと一緒にバレンタインのお菓子を作ることによって変わっていくのが出せたらいいなぁ、と思いまして。
それとことりの想いをどう表させるかなぁと考えたのですが、そう言えばチョコ繋がりのカカオリキュールを使ったカクテルでアマレット・アレキサンダーってあったなぁ、と。
アマレットと言えばこの作品の最重要アイテムであり、最後でことりが言ってますが別名「愛のリキュール」なんて呼ばれてるリキュールで。
リキュールなんだからお菓子に使っても大丈夫そうだろうと(現にカカオリキュールと合わせたカクテルがあるくらいですし)、それを使って絵里先輩に思いを伝えるなんて、少し回りくどいかもしれないけれども気付くも気付かぬもあなた次第的な小悪魔っぽさ含めことりっぽくて宜しいんでは? なんて思ってから一気に?話が出来ました。
ただ絵里先輩でもアマレットなんて知らないと思ったので、一緒に作ってさりげなくその存在を出しておくことでその存在をインプットさせておこうと。そして本命のチョコを渡したときに気付くわけですね、あれ、これって――。と。
もちろん沢山チョコを貰うだろうことも予想して、さりげなく他とは違うようなラッピングとかも考えてみましたがどうなんだろうなぁ、と未だに思ってしまいます。
でも多分アマレットを前もって提示しておく位ならこれ位ことりはやるだろうなぁ、と。どうなんでしょ。自然に策士な感じが出たのでしょうか。
なおことりが絵里先輩用に作ったお菓子はオペラのつもりです。そもそもテンパリングが面倒だと思うので作るのも相当手間がかかるでしょう。表面の光沢とか出すのが難しそう。
自分はフォンダンショコラでいっぱいいっぱいです。あれ中溶けるのむずかしーねー。
ことりがとにかくどんな口調で喋るのかとかあまり考えたことが無かったので道中難しかったですが、思ったよりも評価も頂けたようで何よりです。
ことえりも中々面白いのですが、次はあるのだろうか…(苦笑