どうも。
浮月 いのりです。
夏コミ新譜『それでもわたしはあなたと共に』の曲紹介。
ラスト手前の10曲目です。
―夢を見た。幸せな夢を―
海未を見送った真姫が眠りについた際に見た夢をイメージした曲です。
フリーにしては個人的に好きな音色を出すオルゴールの音源を手に入れまして。
いつか使いたいなぁと思いながらも、あんまり頻繁に使っていいような音でもないですし(インパクトありますしね)、どうするかなぁと思っていました。
それでこの作品を作ってる時にどこかこう、回想をする曲を入れたいな、と。
そう思った瞬間にこれを使おうと思い出来た、非常にシンプルかつ一発で作った曲です。
出来た時これどういじるかなぁと思ったのですが、自分の中ではどうも気に入っている節があって殆どいじることなくそのまま組み込みました。
仮題は「二人手を繋いで」だったりします。
別に仮題でも良かったんじゃないかなぁと思いながらも、海未と想いが通じ合って彼女を見送った後の真姫ちゃんは熱にうなされた「後悔と抗体」みたいな良く分からない感じの夢とかじゃなくて、こんな感じの優しい夢を見たんだろうな……と。
アングレカムが咲き誇り、白い陽の光が差し込む場所で、海未と共に微笑んでいるような――。
そんな優しい情景と真姫ちゃんの幸せな想いが伝われば幸いです。
そして、物語は最後の詩へと繋がります。