◆10曲目「夢」
―夢を見た。それは、どこか優しかった―
11曲目「二人の存在の消失点」の前に一つはさんでおきたいな、と思ったのがきっかけで生まれました。
幕間とでも言えばいいのでしょうか。
目を覚ます直前に見る、ほんのかすかに記憶に残っている「夢」をイメージしています。
それは近い予兆のような色合いを持っていて、だからこそ次の「二人の存在の消失点」のメロディが組み込まれています。
眠りと現実の境目のあいまいな夢の世界で見たようなこの曲は、本当に短い曲なのですが
この物語の事実上の終わりである「二人の存在の消失点」を上手く導いてくれるものになったのではないかな、と感じています。