どうも。
浮月です。
『Ever Garden』の曲のコメントという名の言い訳…
今回はもう一つの問題児かもしれない曲です。。。
◆8曲目「Noise」
―ほんとうは、わたしは……―
まーた1曲目みたいな曲作って。という話なのですが。
今まで「諦観」のように過ごしていた伊鈴にノイズが走る心情を落とし込んでみました。
あまりにも安直といえば返す言葉も無いのですが、ノイズのある曲を1曲は入れようと決めていて。
とは言ってもモノクロームの空の色よりかはもう少し綺麗と言うか、キラキラと光るような何かでありたいと言う気持ちがあって。
元々この位置の曲は「ラジオから聞こえる音」を考えていました。
でも世界からは断絶されているからもちろん聞こえるわけないのですが、それでも伊鈴は聴こえているわけです。
非常に難しいのですが、伊鈴からすれば音として聴こえているラジオのノイズとでも言えばいいのでしょうか。
自分たちから聞くと雑音でしかない。でもその音しかない伊鈴にとってはオーケストラやポップスに聴こえるような。
とてもいかれているのですが、伊鈴はそこまで追い込まれている(あるいはそういう場にいる)というのを考えていました。
さすがに可哀想だなぁという気持ちが最後の曲を作ってる最中湧き上がってきて
曲をぐにゃぐにゃにするよりも、ドローンとかノイズを入れてみて、
ラジオの周波数が合ってないような感じを出しながらも、
残響するピアノの音が心に波紋を与え揺れ動かすような雰囲気を出してみました。
多汰美というノイズが、存在されない、無視されていることをもはや受け入れてしまっている伊鈴の心に揺らぎを与えた。
そんなイメージを少しでも感じて頂けたらと思っています。